秋の第3回エコライフチャレンジセミナー
特別報告会「東北から ドイツから そして私たちのまちづくりを考える」

エコライフチャレンジセミナー講師の内藤正明氏が代表を務めるNPO法人循環共生社会システム研究所(KIESS)では毎年、仙台市に拠点をおくNPO法人環境生態工学研究所(E-TEC)と合同で、研究者同士の交流セミナーを開催してきました。今年はこの合同セミナーを、秋の第3回エコライフチャレンジセミナーとして鈴鹿にて開催することにいたしました。

E-TEC代表の須藤隆一先生は微生物による水の浄化の第一人者ですが、震災後は各地域の震災廃棄物の全体を把握し整理しながら、現場と一体となって解決に向けて尽力されている環境科学者です。そしてE-TECの皆様は、震災の被害者でもありまた適切な対処を図ろうとする専門家集団でもあり、大震災や原発事故から8ヶ月を経た今、直接お話を伺えることは、問題の本質やこれからを考えるための得難い機会となることと思います。

また早々に脱原発を打ち出したドイツの現況を、エクハルト・ハーン先生から報告していただきます。東北から、ドイツから、それぞれ生の声をふまえて、これからの私たちの暮らしやコミュニティづくりをもう一度見直してみたいと思います。

●日時

11月12日(土) 13:00~17:30

●会場

鈴鹿カルチャーステーション (三重県鈴鹿市阿古曽町14-28)

●プログラム

13:00~13:10開会あいさつ
循環共生社会システム研究所(KIESS)代表理事 内藤 正明 氏

13:10~13:40東日本大震災被災地における環境問題の解決に向けて
環境生態工学研究所(E-TEC)理事長 須藤 隆一 氏

13:40~14:10被災後の気仙沼市及び南三陸町の沿岸海域における環境の現況
E-TEC理事 佐々木 久雄 氏

14:10~14:40大震災が世界に問いかけるもの
KIESS代表理事 内藤 正明 氏

14:40~15:10これからの地域技術の必要性
KIESS事務局長,鳥取環境大学准教授 荒田 鉄二 氏

15:10~15:40微細気泡の環境技術への応用
E-TEC会員,立命館大学准教授 吉岡 修哉 氏

15:40~15:55休憩

15:55~16:15鈴鹿カルチャーステーションの紹介と報告
鈴鹿カルチャーステーション 中井 正信 氏

16:15~17:00海外からの報告・総評
KIESSアドバイザー エクハルト・ハーン 氏

17:00~17:30総合討論

17:30閉 会

17:45~懇親会

●参加費

セミナー:1,000円 懇親会:3,500円 (参加希望者のみ)

●申し込み・問い合わせ先

鈴鹿カルチャーステーション
〒513-0828 三重県鈴鹿市阿古曽町14-28
TEL&FAX. 059-389-6603
e-mail. scsoffice ※ scs-3.org (※をアットマークに置き換えてください)
http://www.scs-3.org/

●おもな講師プロフィール

内藤 正明 (ないとう まさあき)
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長・NPO法人循環共生社会システム研究所代表理事・京都大学名誉教授・鈴鹿カルチャーステーション名誉館長。京都市や滋賀県の環境政策を支援。低炭素都市会議など国際会議で基調講演を行う等、循環共生街づくりの世界的オピニオンリーダー。著書に『持続可能な社会システム』(編著、岩波書店,1998)など。

須藤 隆一 (すどうりゅういち)
NPO法人環境生態工学研究所理事長。微生物による水浄化とその実用化について、東京大学応用微生物研究所・国立公害研究所(現 国立環境研究所)・東北大学等で研究。水の安全保障戦略機構戦略執行審議会委員・中央環境審議会水環境部会委員・埼玉県環境科学国際センター総長などを歴任。主な著書に『環境浄化のための微生物学』『微生物生態学』『微生物固定化法による排水処理』『環境修復のための生態工学』『環境保全科学入門』『水環境保全のための生物学』など

エクハルト・ハーン (Ekhart Hahn)
元ドイツ・ドルトムント大学空間計画研究所所長・EU環境部会アドバイザー・NPO法人循環共生社会システム研究所アドバイザー。日本の桂離宮に典型的に見られるような、自然との循環共生の理念と方法がこれからの持続可能な都市やコミュニティづくりに有効であることを提言。ベルリン再開発やヨーロッパ各地の環境調和型のまちづくりに関わりながら、東洋と西洋文化の融合した解決の方向性を提案し続けている。

● 主 催

地域再生コーディネーター三重の会 ,NPO法人鈴鹿循環共生パーティ,NPO法人循環共生社会システム研究所NPO法人環境生態工学研究所

● 後 援

鈴鹿市