体験活動

街のはたけ公園や里山で子供たちの体験活動を受け入れています。

2011年(4月~12月)には鈴鹿市内小学校30校のうち18校、さらに暁小学校(四日市市)、亀山小学校から
のべ200人余りの子どもたちが訪れました。


里山の中を歩きながら自然観察したり、畑で野菜に触れたりするだけでも、十分に子供たちは喜んで満足していきます。そのうち、木登りを始めたりツルを見つけてターザンごっこをする子や、畑で何か植えたくなったりする子供も出てきます。無理にさせようとしないでも、人間の本来性の中に、こうした自然や農に親しみたい欲求があるようです。

そうしたやりたい気持ちを基盤に、体験が出来る環境を用意しておくだけでも、化石燃料や原子力に頼らない、地域にあるもの、地域に暮らす人々を大事にする暖かい新しい豊かさの社会について、子供たち一人一人の心の中に、それぞれのイメージが豊かに広がっていくことでしょう。

環境啓発セミナー

NPO法人循環共生社会システム研究所などと共催で、環境学のスペシャリストとともに、新しいライフスタイルを創出し、エコライフへと一歩踏み出していくための「エコライフチャレンジセミナー」を開催しています。

マスコミでは得られない、科学者や実務者からの実際に基づいた最新の知見や情報を得たり、直接対話したりする機会をつくることで、マスコミに踊らされない、確かな人のつながりを産み出します。

人の和づくり

鈴鹿循環共生パーティーではこれらの活動を通じて、子供からシニアまで、科学者や実務者と市民など職種を超えて、次世代に持続可能なコミュニティを贈ろうとする人たちの交流の場づくりをしています。

循環共生の街づくりに関する最新の知見や情報を勉強する機会を用意し、活動の方向性が常に検証できるようにしています。

管理放棄された畑や里山を整備する活動は、おもに中高年の人生経験の豊かな人たちによって進められています。そこでは土づくりや野菜作りから学び合ったり、里山でのシイタケ栽培や竹の切り出しを通して、自然と仲間の輪が広がっています。

子供たちを受け入れるフィールドをつくるという共通の目的で、ただ自分たちの楽しみだけでは味わえない、新し生きがいづくりの場ともなっています。