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きたる5月22日から3回連続で、「わが家からの心豊かな街づくり」をテーマにしたサイエンスカフェ&アクションを開催いたします。

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未曾有の被害をもたらした東日本大震災、そして原発事故。いま私たちの暮らしは大きな転機を迎えています。これからのエネルギー、ライフスタイルはどうあったらよいか。自分の足元から見つめ直すことが必要です。

鈴鹿はF1で有名ですが、その自然環境は、万葉の昔から鈴鹿山脈の雪解け水が広々とした土壌を潤してきた豊穣な土地柄です。鈴鹿山脈や南部の里山は重要生態系地域にも指定され、街の中央にセントラルグリーンと呼ばれる田園が広がり、農業生産高では三重県第一位を誇っています。

その緑の豊かさは、この地域の気候を他の都市に比べて穏やかに保ってきました。これからを生きる子どもたちに、自然豊かな鈴鹿ならではの暮らしを贈りたいものです。

エコライフチャレンジセミナーは、環境学のスペシャリストと共に、新しいライフスタイルを創出し、エコライフへ一歩踏み出していく機会です。これからの私たちに必要な考え方や暮らし方を一緒に見つけていきませんか。

●テーマ・日時

第1回『この危機を克服して、新たな社会を作るために』
講師 内藤正明(滋賀県環境科学琵琶湖研究センター長・京都大学名誉教授)
映画「幸せの経済学」上映会
日時 5月22日(日) 10:00AM~

第2回『現状をどう見るか~最新データを踏まえてーー東日本大震災で見えたこと』
講師 内藤正明 & 楠部孝誠
日時 6月19日(日) 10:00AM~

第3回『なぜそんなことになったのか~人類とは何かーー原発とこれからのエネルギー』
講師 荒田鉄二 & 内藤正明
日時 7月24日(日) 10:00AM~

●参加費

サイエンスカフェ:1,000円(ドリンク付き) アクション:500円
(高校生以上の学生は、サイエンスカフェ:700円 アクション:300円)

● 主 催

地域再生コーディネーター鈴鹿の会 ,NPO法人鈴鹿循環共生パーティ,NPO法人循環共生社会システム研究所

●講師紹介

内藤正明
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長・京都大学名誉教授・鈴鹿カルチャーステーション名誉館長。京都市や滋賀県の環境政策を支援。低炭素都市会議など国際会議で基調講演を行う等、循環共生街づくりの世界的オピニオンリーダーです。著書に『持続可能な社会システム』(岩波書店、1998)など。

荒田鉄二
鳥取環境大学環境マネジメント学科准教授。第一に、現代文明の危機の状況を正しく診断し、第二にその根本原因を明らかにし、第三にその解決策探ろうと、人間性の本質や文明とは何かなど、根本から検討していきます。著書に『かしこいリサイクルQ&A』(岩波ブックレット、2000年)など。

浅利美鈴
京都大学環境保全センター助教。「ごみ」が研究テーマ。また、「びっくり!エコ100選」や「3R・低炭素社会検定」などを立ち上げ、社会にムーブメントをおこすべく、環境教育や啓発活動・情報発信にも力を注いでいる。

楠部孝誠
石川県立大学生物資源工学研究所 助教。特に食品廃棄物、生ごみ、畜産糞尿などのリサイクルや循環の手段や方法を環境と経済の側面から提案しています。各地の市民団体の生ごみ堆肥化のプロジェクトに協力しています。著書に『東アジアの経済発展と環境政策』(ミネルヴァ書房,2009)など

●サイエンスカフェとは

サイエンスカフェ(Science Cafe)とは、従来の講演会・シンポジウムとは異なり、科学の専門家と一般の人たちが、喫茶店などで寛いだ雰囲気の中、科学について気軽に語り合う場をつくろうという試みです。そんなスタイルで、講師と身近に語り合いながら進めていくセミナーです。

●サイエンスカフェ会場

会場鈴鹿カルチャーステーション (三重県鈴鹿市阿古曽町14-28)
既存建築物を活用、無駄なく改造して、街の誰もが集い、学び合い、愉しめるステーションとして2010年7月にオープン。足元からの文化を発信します。

●アクションフィールドについて

鈴鹿市徳居町・里山地域 (鈴鹿市徳居町北山3-6-2)
SCSから車で15分、鈴鹿市が調査に基づいて指定した重要生態系地域の一部です。子どもたちは森での活動が大好きです。

街のはたけ公園 (鈴鹿市算所町803-812)
SCSから歩いて5分、5000坪の元ハンター公園を街の誰もが土に親しめる公園にして行こうとプロジェクトをスタートしました。

●スケジュール (3回とも)

10:00~サイエンスカフェ講演とディスカッション
12:00~ランチタイム
13:00~アクションタイム
15:00 解散

●申し込み・問い合わせ先
鈴鹿カルチャーステーション
〒513-0828 三重県鈴鹿市阿古曽町14-28
TEL&FAX. 059-389-6603
e-mail. scsoffice ※ scs-3.org (※をアットマークに置き換えてください)
http://www.scs-3.org/

今回のチャレンジセミナーは、サイエンスカフェ(講演とディスカッション)、ランチタイム、アクションタイムの3部構成です。参加者は自由に選択してお申し込みください。ランチタイムの昼食はご持参いただくか、当日、会場受付でお弁当の注文もできます。